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ミニトリビア
本日は生憎の雨ですが、最近は秋晴れの陽気が心地よい頃となりました。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は正通寺の壁についてのトリビアを記事にしてみました。
(トリビア、懐かしいですよね)

さて、真言宗と言えば『高野山』が頭に浮かぶ方が多いと思われます。
もちろん、それも正しいのですが、
真言宗の中には多くの「派」があり「流」があり「方」があります。
その中で正通寺は『御室派』に属しています。
御室派とは京都市右京区にある仁和寺を総本山とするグループです。
仁和寺は元々法皇や法親王(出家された皇族)が門跡を勤められていたお寺でした。
そのため御室派と言います。
正通寺はその仁和寺の直末として建立されました。
そのため、江戸時代の廃仏毀釈にも耐え、今日に至ります。
武士は公家に手を出せなかったわけですね。
仁和寺の外壁には五本の線が入っており、正通寺の壁には三本の線が入っています。

正通寺が御室派であることを示すものです。御室と同じ本数にするのは恐れ多かったのですね。
正通寺のミニトリビアでした。
合掌。