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家浄
今年も押し迫り、とりわけご多忙のことと拝察いたします。
さて、12月5日に家浄が終わりました。
ちなみに家浄(けじょう)と読みます。耳にしたことがない方も多いですよね。
行事の形としては夏の棚経と似ています。お家にお坊さんがやってきて読経をします。
ただ、夏の棚経と冬の家浄には大きな違いがあり、読経のターゲットが違います。
違いをあげると…
夏の棚経:お盆に帰ってくる御先祖様のために読経をします。
冬の家浄:家に来る歳神様に向けて般若心経を唱えます。
となります。
歳神様とは、その年に初めて家に来る神様です。門松や鏡餅をお供えするのも歳神様のためです。歳神様には由来が複数ありまして、中には御先祖様が祖霊となったものとも言われています。
神様は、仏教の空(くう)の考えを聞くことを喜ぶため、僕たちお坊さんは般若心経を唱えます。
神仏習合の良い名残ですね。
今年もあとわずかとなりました。お体に気を付けてお過ごしくださいね。
合掌